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今では名の知れた骨董商となっている主人が青年のころ、骨董商が集まる競りで、志野焼の素晴らしい茶碗を見つけます。青年はなんとしてもそれを落とそうと、5000円、いや6000円まで出しても構わないと決め(「真贋」が書かれた昭和26年で、教員初任給が5000円程度。競りが行われていたのは恐らく昭和の初めでしょうから、そのころですと教員初任給が50円程度の時代)、入札したところ3000円で落札。狂喜していると、なんと、先輩の商売人から「あれはどこの会でも300円を出たことがない」と言われてしまう始末。はたして、数日後にある金持ちのところに持って行ったところ、やはり売れずに返品されてしまいます。それでもやはり、その茶碗は美しく見えるわけです。そうして一晩、茶碗を眺めていると…
眠られぬ夜は明けて、茫然と雀の鳴き声を聞いていると、茶碗はいいのだ、俺という人間に信用がないだけだ、という考えがふと浮かび、突然の安心感でぐっすり寝てしまったそうだ。彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなったことは言うまでもない。では美は信用であるか。そうである。 はてブニュース - 今週のライフハック格言~「小林秀雄『真贋』」の言葉 : ライフハッカー[日本版] (via ibi-s)
眠られぬ夜は明けて、茫然と雀の鳴き声を聞いていると、茶碗はいいのだ、俺という人間に信用がないだけだ、という考えがふと浮かび、突然の安心感でぐっすり寝てしまったそうだ。彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなったことは言うまでもない。では美は信用であるか。そうである。 はてブニュース - 今週のライフハック格言~「小林秀雄『真贋』」の言葉 : ライフハッカー[日本版] (via ibi-s)
(via yellowblog)